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昔、実家では白いマルチーズを飼っていました。

私が中学生の頃、犬を飼い始めました。
両親は共働きだったので、学校から家に帰ると犬が出迎えてくれました。
犬も一人で留守番をしていて、さみしかったのでしょう、
跳びついて来て、大喜びの大歓迎でした。

思春期の頃誰にも言えない悩みを犬に話した事があります。
犬は言葉が喋れないけど、人間の言ってる事はすべて理解しているように思います。
それらしい顔して、じっと私の話しを聞いていてくれました。
私の話しが終わると、犬は「散歩に行こうよ」って私に言います。
私も犬の言葉が少しわかります。
犬と一緒に散歩してると、悩みの答えが見つかったりもしました。

時は流れ、子犬だった犬は、おじいちゃんになり、目も見えなく、歩くのもヤットになりました。
私は実家を出て一人暮ししてましたが、ある日、婚約者を連れて実家に戻りました。
犬は久しぶりに帰った私と婚約者を歓迎してくれ、婚約者の膝で寝てしまいました。
それから数日後、犬が死にました。
私は婚約者を犬に紹介できて良かったと思いました。
犬も私の結婚相手を見届けて安心して天国に行けたことでしょう。
犬と過ごした時間は今、思うと宝物でした。


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この記事へのコメント
とてもこころあたたまる おはなし
おもわず コメント です
うるうる きます
絵本になりそう
Posted by minkaminka at 2010年01月16日 10:28
minkaさん、ありがとうございます。

これは実話なので絵本にはしませんが、
いま、こころあたたまる、
木の椅子の物語を考えています。
Posted by ケロケロ at 2010年01月16日 22:02
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    コメント(2)