コンクリートの丘に幽閉されたショパンを救いたい。

コンクリートの丘に幽閉されたショパンを救いたい。

今日は街に行ったついでにショパンの丘に行った。

彼は。コンクリートの丘の上にたった一人で、
故郷のワルシャワの空を眺めていた。
空は繋がってはいるものの、
余りにも遠いい。
「悪い魔女により、塔の天辺に幽閉された天才音楽家。」
みたいな風情だ。

こんな殺風景なコンクリートの人工的な丘の上に、
置き去りにされたら寂しいよね。悲しいよね。

彼の作った、ノクターンや別れの曲。
哀愁があるのに優しい曲が頭に浮かぶ。
人を想い、人が好きだから、やさしい曲が生まれたのだと思う。
 彼はカッコつけてても寂しがり屋だ。
根拠はないけど、そう思う。

浜松のショパンの像の周りにも、人がいっぱい集まったらいいのに。
もっと賑やかな場所になったら、
彼もこちらを向いてくれるはず。

せっかく浜松に来た彼を、
僕は喜ばせたいと思っている。
今はまだ、良い方法が浮かばない。
「また来るね」と言って手を振ると、
彼は横を向いたままだが、
軽く手を振り返してくれた。
 


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